長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

五感を鍛える

 今年も年の瀬を迎えた。今年の金沢は雪が降るタイミングが早い。こんな時は元旦に雪すかし(除雪の意)をすることが少なくない。今朝も氷点下四度まで気温が下がり路面はきんかんなまなま(凍ってピカピカの意)状態だった。
 お陰で、国道八号線までの道は大渋滞で、何時もなら五分で行けるところを一時間もかかる始末である。
 さて、この時期お客様のところへ年末のご挨拶に伺うといろいろなお話を聞くことが出来る。一ところに腰を落ち着けてしまうと、一日に回ることが出来る数が減ってしまうが、そのお話には沢山のヒントが隠されている。
 昨日も金沢市内のお客様に昔話をお聞きした。その方は消防人生26年になる。消防官になった頃の消防車にはドアがなかったそうだ。
 冬は寒く、夏は焼けるほど暑かった。しかし、ドアが無いお陰で火事場へ向かう時、五感が働いたそうである。火事の時の匂いや、段々騒がしくなってくる事で現場に近づいていることが感じられた。
 そんな中で緊張感を維持し、火災に向かう心構えを整えたのだろう。五感とは私たち人間に備わった野性の感覚に他ならない。どの様な職業でもプロフェッショナルは五感が鍛えられ、優れていることは間違い事実である。
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