長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

努力できる事が才能である

 東京ドームで行われた、長嶋茂雄氏と松井秀喜氏の国民栄誉賞授賞式と始球式はブラウン管からも強烈な雰囲気が伝わってきた。
 松井選手は、日本球界では唯一ジャイアンツに所属した。大リーグを引退し、帰国してもどこの球団にも所属せず、引退した。アメリカに渡った多くの日本人選手が日本球団に舞い戻るが、松井はそれをしなかった。
 松井の師である星稜高校の山下総監督は松井はまだまだやれると仰っている。しかしながら、彼はそれを良しとしなかった。その理由はわからないが、その引き際の潔さに、彼に武士道精神を見たのは私だけではないだろう。
 長嶋は天才、松井は努力のひとだったと思う。引退セレモニーにおいて松井の口から出た言葉は全て感謝の言葉だった。
 松井の背番号55は長嶋監督から王選手のように55本のホームランを打てるようになれ、ともらったものだそうだ。
 松井選手は子供の頃、父親から次の言葉を贈られた。『努力できる事が才能である』
 これは硲伊之助(はざまいのすけ)の言葉であり、松井選手の行動規範になっていた。それを裏付ける様に恩師の山下監督はこう言っている。『松井は努力の天才だ』。
 実は天才とは備わった資質ではなく、努力する事に天才なのではないのだろうか。
にほんブログ村 経営ブログ オーナー社長へ
↑ポチっと押して頂ければ幸いです