長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

叱咤と激励

 マネージャーは組織運営の要である。当然、決定された事を確実に実行に移していく事が求められる。そのプロセスの中で、言いたくない事も言わなければならない場面が出てくるものだ。
 職場の雰囲気は良いに越した事はない。しかし、雰囲気が良い事と、なれ合いの雰囲気とは、全く別のものである。人から好かれたいと思うのは、人間だれしもそうだ。
 マネージャーはその事を勘違いしないで欲しい。
 叱咤とは、社会人として常識的な行動や発言に誤りがあったり、組織が決定した事を実行しなかった場合は見逃さず、確実に注意をする事をいう。
 激励とは、ただ褒める事ではなく、相手を信じ、正し事が正しく行えるように、真正面から相手と議論し、気づきをもって上に引き上げる事をいう。
 相手の、ご機嫌をとり、自分の仕事がやりやすい様に対応する事は、激励とは言わない。それは、組織全体に及ぼす影響と、その本人に対する愛情が足りない結果だ。その対応の如何によっては、相手に勘違いをさせ、成長の芽を摘んでしまう事になる。
 叱咤と激励は両方セットで行って欲しい。だからこそ叱咤激励という熟語があるのだ。これからの、組織の変革はマネージャーの意識の高さが結果を左右する。
 マネージャー諸君に大いに期待したい。
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