長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

見えないムダをあぶり出す

 製造現場には、改善の種が沢山落ちている。ある意味では宝の山だと言えるだろう。
 私たちの工場にも多くの改善すべき項目が山積している。しかし、それには、目に見える部分と、視ようとしなければ、見えない部分がある。
 実は、宝の山はこの目に見えない部分にあるのだ。例えば、材料を支給して製造を委託している場合、材料の歩留まりをチェックしているだろうか。
 過日、協力会社を訪問した際に、何気なく聞いた材料の歩留まりは、なんと60%台にまで低下していた。そして、私たちはその事実を誰も把握していなかったのである。
 その原因の本質が何かはここでは記さないが、例えば材料の原価が1000万円とすれば、400万円分は棄てている事実があるのだ。
 これを解決するにはどうすれば良いか考えるだけで、大きく効率と収益性は改善する。社内の管理ばかりに気を取られていた結果である。
 私たちは常に、お客様の為に、消防車両に様々な改良を加えて行かねばならない。その為には、非効率を排除し、それを開発等の前向きなコストに転換しなくてはならないのである。
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