中年の星が輝いた
ソチオリンピックのジャンプラージヒルで葛西選手が銀メダルに輝いた。
彼は、アルベールビルオリンピックから、何と7回目のオリンピック出場で初めてメダルを手にした事になる。
以前にも記したが、オリンピックに7回出場できる事自体が、メダルを取ることより難しい事なのだ。これだけの間、現役を続けて来れた理由を、彼のコーチは、『メダルへの執念』と語っている。
日の丸飛行隊と言われた長野オリンピックでは、彼は補欠として出場していたのでメダルを手に出来なかったのだ。メダルへの執念が7回連続オリンピックへの出場という快挙と、ソチでの銀メダルを支えたのだ。
人は歳とともに、体力が低下し若かった頃よりもパフォーマンスが落ちてしまう。それを、技術と精神力と人一倍の練習量で補ったのが葛西選手ではないだろうか。
体力の限界が競技人生の限界ではなく、精神力の限界が競技人生に幕を引くのだと思う。葛西選手は、さらに金メダルを目指すと語っている。
私たち中年にとって勇気付けられる出来事だった。葛西選手お疲れ様、そして夢をありがとう。