自分にしか使えない時間を人のために使う
今日は、仕事関係のお通夜に行く事になった。年間を通じて多くの弔問にご縁があるが、最近では説法をするお坊さんはとても少なくなったように思う。
今日は久しぶりに良いご縁を頂いた。お坊さんが話してくださった説法の中で『命』という話があった。あるお医者様が全国の小学校で命の授業をしている。そして、子ども達に命とはどこにあるのか?と尋ねると、殆んどの子ども達は心臓を指差して、ここにある、と言うのだそうだ。
先生は、そこには心臓があって血液を送るポンプの役割をしている。それが命なの?と尋ねると子ども達は黙り込んでしまうのだそうだ。
先生は、命とは自分にしか使う事ができない時間の事を言い、それを自分自身が使いながら、勉強をしたり、運動をしたりしているのだよ、と話しているのだそうだ。
だから、いつか、自分にしか使えない時間を人の為に遣って欲しいと子ども達に語りかけているという。
自分にしか使う事のできない時間・・・それが命・・・とても心に残った説法だった。