長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

どうつくるか、ではなく、何故つくるか・・・

 私たちは、これまで消防業界において様々な技術革新を行ってきた。頻発したポンプ装置の作動不良を解決する為に開発した電磁クラッチ式自動揚水装置は、特許を取得することなく一般に公開し、現在では全ての消防車メーカーが採用するに至った。
 また、サイドプル式吸管巻き取り装置は、積載スペースの小さなCD−1の車体に驚くほど大きな収納スペースを実現した。さらに、今回開発した80mm高性能吸管は、吸管一本の吸水性能を飛躍的に向上させ、消防活動の可能性を大きく広げる事が期待されている。
 これらの技術は、常にお客様の声に真摯に耳を傾け、どうあるべきかを議論の中心に据えた結果、目的を達成する事が出来たのである。
 すなわち、私たちの開発は、お客様がお困りの事を解決する事が基本であり、意味のない仕様の差別化や、コストダウンが目的ではない。
 常に、どうあるべきかを考え、それを何故つくるのか、という明確なコンセプトを持ち、消防車両を製造する事を通じて社会に貢献して行きたい。
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