長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

仏の笑顔


今日の金沢は、青空が広がり、桜の蕾もほころんだようだ。
今日は、今期最後の納車のご挨拶に珠洲市にうかがった。県内の消防本部では今期限りでご退任される皆さんが沢山いらっしゃる。
今回最後の納車をさせて頂く、珠洲消防署の署長も今期で勇退される。それも兼ねてご挨拶させて頂いたが、驚いたのは何時もの厳しい顔から柔和な仏様の様な顔をなさっていたことだ。
今回の車両も、署長の置き土産なのである。弊社の納期の混乱でギリギリの納車となりご迷惑をお掛けしたが、何とか今期最終日に間に合ったのである。
在職中は厳しいご意見も沢山頂いたが、消防車両の納車に立ち会って頂き、これで制服が脱げます、という言葉を聞いてグッと来てしまった。
沢山の想いが消防人生の中にあるのだろうが、それを推し量ることは私たちには出来ない。
退官後も、素晴らしい指導者としてのご活躍を記念申し上げ、これまでのご厚情に心より感謝申し上げたい。
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