長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

隠れた問題点をあぶり出す

 昨年度は、多くの問題点を積み残す事になったが、今期は既に何をなさねばならないかは、明確になっている。
 目標を達成する為に組織と仕組みを大きく変更し、スタートを切った。大切な事は、組織と仕組みが変わっても人の意識が変わらなければ、それを実行する事は難しいのだ。
 問題点は、現象として捉えるだけではなく、その本質を明らかにする事が大切である。例えば、塗装行程の短縮は、素早く手を動かせば達成出来るものではない。何処にどのように時間がかかっているのかを、明らかにする事が必要だ。
 私たちの場合、塗装行程の70%が前処理行程である事が明らかだ。その原因はフレームの表面精度にあったのだ。フレームの表面精度が低い為に、前処理の行程に大きな時間を掛けていた。
 先ずは、表面精度の改善を行い、仮に前処理工程が50%短縮出来れば全体で35%の行程短縮に繋がる。
 私たちは、その実現の為に、今期は新しい製造技術に挑戦する。これは、品質を向上させ、さらにコストを低減させ、お客様に喜んで頂けるものづくりを実現させる事が出来るのである。
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