長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

ベリーロールでは飛べない

 ベリーロールという言葉をご存知だろうか。そう、走り高跳びの、飛び方のひとつである。多分、現在では、このベリーロールという言葉自体が、死語であり、若い人たちは何のことかも分らないかも知れない。
 1900年の走り高跳びの世界記録は、1メートル97センチだった。12年後のメキシコオリンピックでその記録は更新され、2メートルになったが、この記録は56年間更新されることは無かった。
 そう、1ミリも越える事が出来なくなったのである。選手達は、筋力を強化し、何とか記録更新に挑戦したが、それは叶わなかったのである。
 すなわち、ベリーロールの臨界点は2メートルだったと言える。
 その後、背面飛びが登場し、一気に記録は更新されたのである。すなわち、筋力を強化して記録は更新されたのではなく、飛び方を変えたのである。
 企業では、同じ手法で、いくら手足を速く動かしても、それには限界がある。すなわち臨界点があるのだ。そんな時は、やり方を変えなくれはならない。
 ベリーロールが、背面飛びに変わったように・・・
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