勝敗を決したのは・・
昨日の高校野球石川県大会の熱戦から、興奮冷めやらぬまま今朝を迎えた。
ともかく、すごい試合だった。高校野球はこれまでも、多くの奇跡の逆転劇を見せてくれたが、今回の様に9回裏の攻撃で0点から9点を逆転した試合は記憶にない。
確かに奇跡なのだろうが、その奇跡を生んだのも彼らの実力なのかもしれない。その一端は表彰式のシーンにも表れていた。
星稜高校の球児たちは最後まで礼儀正しく、頂いた表彰状も胸の前に構え、素晴らしい態度だったと思う。これは、仮に準優勝でも変わらなかっただろう。
最後まで気を抜かない姿勢が、あの勝利を呼び込んだと言っても過言ではない。そう、小さな事なのだ。その小さな事を最後まで、しっかりとやり遂げる事が出来るか否かが勝敗を決した。
野球の試合運びも素晴らしかったが、何よりも感動したのは最後まで小さな事に気を抜かない真摯な姿勢に他ならないのである。