早朝ロード
早朝ロードに出かける様になって、今年で丸4年が経つ。朝、5時に起床し、約30km、獲得標高300mのコースをタイムトライヤルするのである。
初めの頃は、力任せにペダルを漕いで脚がパンパンになることもしばしばだった。でも、どれだけ力いっぱい濃いでも平均時速30km/hを達成する事が出来なかった。
あれから、4年が経ち、今では楽に走る事が出来るようになった。ペダルは、踏み込むのではなく回すのだという事も理解できた。
回す側の脚の邪魔にならないように、反対側の脚は抜重すると、小さな力でバイクが進む事も分った。動力を使わずシンプルな乗り物だからこそ、自分の持つ力を効率良くバイクに伝える事が大切なのだ。
シンプルが一番難しい。シンプルこそ究極のかたちなのである。