長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

それはお客様の為になっているか

 消防車両を製造する過程で、大切な事のひとつに仕様書を確定する作業がある。当然、仕様書はお客様から提示されるが、それは大きな幅を持っている。
 すなわち、曖昧に書かれている事が少なくないそれを、仕様書の行間を埋めるように、お客様と打ち合わせをしながら完成させていくのだ。
 その過程の中で、大切なのはあくまでも使い手の都合で考えるということだ。つくりやすい車両は良い車両とは限らない。つくり手の都合で、消防車両を設計してはならない。
 常に使い手の立場に立ち、つくり上げて欲しい。
 それは、お客様の為になっているだろうか。自分たちの都合を優先していないだろうか。人の命を救う為の車両である事を私たちは決して忘れてはならない。
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