長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

集中力


 初冬の森林限界を越えると、そこには、まったく違う世界が待っている。
 厳しい環境から、高い樹木は生息できない。小さな高山植物と、はい松の様な背の低い木しか存在できないのだ。
 そして、初冬特有の風速10mを超える強い風と、気温はマイナス10度程になることも珍しくない。
 また、とても天候が変わりやすいのもこの時期の特徴だ。そんな中を山頂を目指して歩を進めるには十分な注意が必要だ。特に、岩稜帯に雪が付着して凍っている状態は非常に危険だ。
 こんな時、五感を研ぎ澄ませ、集中力を高めて慎重に一歩一歩を刻む。私たちは日頃、五感を研ぎ澄ませて生活する事など、あまり無いものだ。
 五感を研ぎ澄ませ、生命の危険すら感じられる時、私たちは最大限の集中力を発揮するのである。
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