話せるのではなく、何を話すか

　昨今、海外とのビジネスの機会が増えるごとに、もう少し英語を勉強しておけば良かったと思う事が少なくない。
　高校生の時、ロータリークラブの交換留学プログラムに参加する機会があったが、その気会も簡単に逃してしまったのである。
　当時は、それがどの様に未来に繋がるのかをイメージする事は出来なかった。今という時間軸で過去を見れば、釣り逃がした魚は大きかったと思うのである。
　確かに、英会話は機会を捉えて一年間、留学すれば、日常会は殆ど問題のないレベルになる。特に高校生で留学するのは、後に大学生以降で留学したときに身に付く語学力とは大きな差になると聞いた。
　ひとつ大切な事は、英語を話す事ではなく、何を話すかである。
　日本人として、私たちのアイデンティティを持ち、様々な機会を捉えて、多くの経験をし、自分自身の言葉で語って初めて、英語を話せる事が生きてくる。
　その為にも、今、多くの機会を捉え、未来に向け沢山の点を打つ事である。それが、自分の未来を開く事になるのである。

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