長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

ソフトシェルとハードシェル

 ソフトシェルという言葉は、登山をする人には馴染みがあるだろう。現在、ハードシェルと呼ばれるものは、Gore-Texに代表される防水透湿素材(水滴は防ぐが水蒸気は発散する)を使用したものに代表される。
 水蒸気は発散すると言っても、当然ハードに行動すれば蒸れるのは仕方がない事である。
 一方で、ソフトシェルと言われるものは、バリアーをラミネートしていないので防水ではないが、ハードシェルに比べ蒸れは少ない。
 昨今、ソフトシェル素材に高透湿バリアーを貼付け、シームテープ加工を施したゴアウインドストッパーソフトシェルを使った、クロージングが出始めて来た。
 今年、厳冬期の上高地に出向いた際、試してみたが、確かにハードシェルに比べ圧倒的に蒸れが少なく感じた。
 耐水圧は、ハードシェルと比べるべくも無いが、雨が降らない冬山ならこれで十分と感じた。Gore-Texの出現は、多くの登山家の命を守ったのである。
 製品の開発には大義が必要だ。私たちも、使命感を持って新製品の開発に臨みたい。
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