条件により結論を変えるな

　悪しき習慣と言うのは、どこの企業にも存在するようだが、私たちの企業にも例に漏れず、それが計画の実行を阻むのである。
　特に、結論を決めどうやってそれを実現するかという志向ではなく、条件を前提に物事を考える癖があるようだ。
　したがって、プロジェクトの進行状況を確認すると、・・・の検討ができていないので進んでいない、もしかすると現在予定している機器が使えない可能性があるから、そこを進めてしまうと無駄になるので進めない、という返答が戻ってくる。
　これでは、何も進んでいかない。結論を実現させるためには、何時までに何をどうするのか、誰がやるのかを明確にしなければならない。
　条件により、結論が変わってはならないのだ。さらに言うなら、結論が決められないのも大きな問題のひとつなのである。

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