政治家と憲法学者
6月4日の衆議院憲法審査委員会での一コマに大きな違和感を感じたのは私だけではあるまい。
集団的自衛権行使について憲法学者が、違憲の判断を示したのである。確かにミクロな視点でこれを捉え、違憲か合憲かの議論だけに限定しての判断なのだろう。
しかし、私たち国民が重要視しているのは、違憲か合憲なのかではないはずだ。
私たち日本人が、そして日本が、国際社会で生きていくには、これからどの様な役割を期待され、どうせねばならないかを議論しなくてはならない。
集団的自衛権は、あくまでもその中の一部であり全てでは無いはずだ。議論の目的がブレれば、違憲か合憲かの結論が出たとしても、山積している問題は何も解決出来ないはずである。
それこそ、無責任な議論を繰り返し、結論の出ない堂々巡りの議論をすべきではないだろう。
経済的にも政治的にも、日本だけで、国際社会を生き抜くことはもはや不可能だ。そこは政治家の領域である。
どうあるべきか・・・マクロの視点で・・・結論を導き出していただきたい。
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