丁寧に・・・

　伝えたつもりが、伝わっておらず、後に大きな問題に発展する事は少なくない。コミュニケーションの大前提は、何を言ったかではなく、相手がどう捉えたかである。
　これは、以前から幾度も記しているが、なかなかできない事のひとつだ。相手が理解したかどうかを、丁寧に確認する事は大切な事だ。
　しかし、一方では、相手が何を言っているかを考えながら話を聞く事も大切なのだ。その両方が、意識を高める事で伝達力は必ず高まる。どちらか一方が、言うほうが悪い、聞くほうが悪いと言い合っていても何の解決にもならない。
　往々にして、人は原因を外在化（原因他人論）したがるものだが、原因を内在化（原因自分論）して初めて、解決に向けて進む事ができる。
　会社が、上司が、周りが、社会が悪いと言っている間は、成長などあるはずがない。

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