長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

義を持って行う

 今年、大変お世話になった企業の金沢市店長との宴席で、彼の若い頃の話を興味深く伺った。とても、やんちゃだった彼は、人の釜の飯を食べて来いと言われ、汽車に乗って単身、名古屋に向かった。
 その時、祖父から一枚の封筒をもらったのだそうだ。その封筒には、三万円が入っておりこう書かれていたそうである。『我は恭(きょう)、上に敬(けい)、下に恵(けい)、ことを成す時は義を持って・・』その時彼は、入っていた三万円にしか目がいかず、封筒は直ぐに捨ててしまったそうなのだが、後に祖父に封筒には何と書いてあったのか尋ね、それが今でも彼の心に深く残っている。
 昨今、様々なことがシステマティックになった。そんな中で、法律さえ守っていれば何でもあり、という風潮が若者の間に見え隠れする。
 敬う、恵、義を持ってなど、もう古臭いという人もいるが、私は、これは普遍であり不変の価値観だと思う。
 仁をもって義をなす。義によって仁を尽くす。孔子の言葉は今の時代にも通づると思うのである。
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