長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

厳冬期用登山靴


 ウインドチルという言葉をご存知だろうか。ウインドチルとは、あまり馴染みのない言葉だが、体感温度のことを言う。
 高山では、風速1メートルで体感温度が1度低下すると言われている。さらに外気温が低いと体感温度は一気に低下してしまい、低体温症などを発症してしまう。
 装備なくその環境にいる事は、命が危険にさらされることを意味するのだ。従って、厳冬期の冬山には、それに応じた装備が必要になる。
 その一つが厳冬期用登山靴である。比較的低山で使えるフォーシーズン用のそれもあるが、大きな違いは、アイゼンやキックステップに対応するために、ソールがとても硬い事と、厳冬期の低温に対応するために、保温材が挿入されている。
 特に、三千メートル級の稜線は、恐ろしい風が吹いている事が多く、装備を誤れば凍傷、低体温症の洗礼を受ける事になる。
 しかし、昨今は、登山用品の性能向上が著しい。厳冬期の雪山が難しい事には変わりはないが、道具の進化によってちょっぴり身近になったのも間違いではあるまい。
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