行動し続ける
厳冬期登山では、行動し続けることがセオリーだ。当然、途中で適時休息もとるが、行動することで、熱が生産され体温を保つ。
疲れたからといって、体温の保温をせずに停滞すれば、熱を生産することができず、体温の低下を招く。
それが、低体温を引き起こす。低体温は、脳の活動を低下させ、さらに身体の生理機能を低下させる。そして、ついには行動不能に陥り、最後は死を迎えることになるのだ。
ビジネスも、当然うまくいかなくなることもあるが、立ち止まれば、現状を維持できるのではなく、あるのは後退だ。
問題点は歩きながら考える。行動し続けるのだ。立ち止まって考える悠長な時間など私たちにはないのである。
前を向いて一歩足を出そう。同じことの繰り返しの結果は火を見るより明らかだ。