長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

32年ぶりの講義


 ほくりく先端複合材料研究会の第一回先端複合材セミナーが開催された。
 このセミナーでは金沢工業大学材料システム研究所所長の宮野教授の講演があると聞き、32年ぶりに恩師の講義を受けようと参加した。
 私たちが、高分子複合材料CFRP(カーボンファイバー・レインフォースド・プラスティックス)の基礎研究に携わったのは34年前の事になる。
 当時は、ただ言われたことを淡々とやっていたが、今日、宮野先生のお話を聞き、改めて自分たちがやっていたことが、高分子複合材料の耐久性評価の為の加速試験方法の構築だったことを知り、社会的に意義ある事だったのだと理解したのである。
 私たちが二年前に取り組んだ、高分子複合材料(難燃性GFRP)製の消防車両は、まさしくこれからの工業製品に高分子複合材料が積極的に使用される切っ掛けとなると信じている。
 華やかに見える、最先端の複合材料も、泥臭い実験の繰り返しにより理論値が実証されていくのである。
 次のステップはすでにイメージの中にある。私たちの、挑戦には終わりはない。足を止めない限り、必ず突破口は開けるのである。
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