長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

臨界点

 リオのオリンピックは、日本中の寝不足の原因になっているのは事実だろう。日本選手団は、水泳、柔道、重量挙げなど、まずまずのスタートがきれた。
 この日の為に、歯を食いしばって様々な努力の下に勝ち取ったオリンピック出場を最後まで調整をし、悔いの残らない大会にして欲しい。
 さて、以前にも書いたことがあるが、皆さんはベリーロールという言葉をご存じだろうか。そう、走り高跳びの飛び方である。1900年の走り高跳びの世界記録は1m97cmだった。その12年後のメキシコオリンピックでその記録は破られ、それは2mになった。
 しかし、その後56年間その記録は破られることはなかった。選手は筋力を強化し、その記録を破ろうとしたが叶わなかったのである。
 そう、ベリーロールの臨界点は2mだったといえる。その後、背面とびが登場し、その記録は一気に塗り替わっていった。筋力を強化したのではなく、飛び方を変えたのだ。
 製造の分野でも、工程を短縮するために、作業を早くできるように鍛えても必ず臨界点を迎える。そんな時は根本からやり方を変えよう。
 ベリーロールが背面とびに変わったように・・・
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