信じること
RIOオリンピックでのテニス男子シングルスの錦織選手の集中力は鬼気迫るものがあった。
1セット目は6−2で奪ったが、2セット目は、勝利まで1ゲームとリードしていたにもかかわらず、ナダル選手に追い込まれ逆転負けをきしてしまう。
流れは、完全にナダル選手に傾いていた。多分、この試合を見ていた殆どの人たちが、難しい、ダメかもしれないと思った事は想像に難くない。
しかし、ただ一人だけ勝利を確信していたのは錦織選手彼一人だった。彼だけが、勝つと確信していたのだと思う。
彼は世界のトップ選手との数多くの対戦から強い精神力を身につけ、日本人としての誇りを胸に戦ってくれたのだ。
スポーツは、技術、そしてそれを支える体力、さらに全てを支配する精神力だ。この三拍子が揃った時に素晴らしい結果を残せるのである。