長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

私の責任の取り方

 RIOオリンピックで2大会ぶりにメダルを奪取したのはシンクロナイズドスイミング日本代表である。
 2004年のアテネ大会の銀メダルを最後に、ロンドン大会ではメダルなしの低迷の時期を過ごした。井村ヘッドコーチが復帰したのは2014年だった。
 最初は、叱っても何に叱られているのさえもわからない状況だった。試合の為の練習ではなく、練習のための練習になっていた。これを、わずか二年で徹底的に鍛えなおした。
 ともかく意識の改革が、急務だった。メダルを取る事で自らを変化させるしかないと思った。その為に、地獄だったと選手が振り返るほどのもう特訓が始まった。
 代表を辞退する選手、追加招集を断る選手も出た。それでも井村ヘッドコーチは、自分のやり方を貫いた。
 そして、その結果日本シンクロは蘇った。そして、銅メダルを手にしたのである。
 井村ヘッドコーチの言葉が深く胸に残った。
 『これが私の責任の取り方だ』
 責任を取るとは、ある意味ネガティブに使われることの方が多い。しかし、彼女はメダルを取らせることでその責任を果たしたと言い切ったのである。
 私たち企業に置き換えても多くの学ぶべき点がある。鬼の形相の中に仏の心・・・井村ヘッドコーチはまさしくリーダーなのだと痛感したのである。
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