パワーとバランス

　３０代から４０代前半は、ともかくパワーを付けることをトレーニングの目的としていた。持久力に関しても然りだ。
　心肺を追い込んで、周りから何を目指しているのか、と言われたものだ。
　５０代になり、目に見えて力（筋力）が落ちてきたように思う。特に、これまで筋力で押さえ込んでいた骨盤の歪みが抑えきれ無くなり、バイクのベダリングに支障をきたしている。
　右膝が開くのもそれが原因だと思う。３０代の頃と比べれば、確実に力は低下している。これは仕方がないことなのだろう。しかし、その代わり、力に頼るのでは無く、基本に忠実に、そしてバランスを考えることが大切なのだと感じる。
　歳を取っても故障せず長く競技を続けられるのも、基本と効率とバランスを考えた結果だ。
　バイクは、長く続けたい。上手く乗れるように、バランス良く乗れるように、工夫するしかないのだと思う。