人生には目的はなく、人生は目的をつくるべきものだ。
『人生には目的はなく、人生は目的をつくるべきものだ・・』
あるクライマーがSNSに書き記した文章の中に見つけたフレーズだ。人生には目的はなく・・・人生の目的とは何だろうと考え込んでしまった。どんな使命を帯びて生まれてきたのだろう。
人生とは目的をつくるべきものだ。そう、この言葉が正しいのかもしれない。人生とは、自らが目的をつくりそれを歩むもの。。その過程には様々なことがある。今までの人生を翻ってもそれは間違いのないことだ。
この言葉の前段はこう書かれている。
『人生という旅の目的を見失ったら、冬壁を登ってみるといい。墜落には耐えきれそうにない貧弱なプロテクションと吹き荒ぶ風の中のマイナスの世界を攀じるとき、温かいお湯はおろか、両足で立てる地面にすら無常の懐かしさを感じる。
今日の目標がただ頂上であり、折り返してはテントに生きて辿り着くだけが人生の最大の目的となる。
この一日は仕事の業績の憂いも、恋愛の行く末も消し飛んでしまうだろう。やっとの思いでベースキャンプに帰り着き、アイゼンを外すのももどかしく熱いコーヒーを飲んだとき、人生には目的が無く、人生は目的を作るべきものだ・・・』
生死と隣り合わせにあるクライマーらしい言葉に、何かしら妙に共感し感動したのである。
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