こだわりのディテール
ALPASシステムに搭載する為に開発したGFRP製3000リットルタンクは、私たちの技術の粋を集めて開発したものだ。
これまで3000リットル級のタンクは、SUS304(ステンレススチール)で製造していたが、徹底した軽量化の為に高分子複合材料(GFRP)を用いた。
スチール製のタンクは、これまでの経験で製造する事が出来たが、ダイナミックな応力(ストレス)が発生するGFRP製車載用タンクの製造にはこれまでの経験は通用しなかった。
そこでFEM(有限要素法:構造解析の手法)を用いGFRP製タンクの構造解析を行うことで、何処にどの様な力がかかるかを調べた。
これにより、強くつくらなければならない所は強く、そうでない所は薄く、軽くつくる事に成功したのである。
また、タンクをボディの一部として採用する為に工業デザイナーにより、タンクのディテールをブラッシュアップした。
3000リットルタンクは、単なる水を入れるタンクからボディを構成する一部となった。このタンクはALPASシステムと組み合わせることで、総重量11トンを切り、中型免許で運転することができる日本初の3000リットルタンク搭載車両となったのである。
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