長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

価値


 小型消防車両に1300リットル水槽を積載した金沢市初の消防車が納入される。自分の目で全体のチェックを行っていると、小さいが塗装の不備が目に付いた。
 良い機会だと思い、近くにいた塗装担当者にこれをどう思うかと尋ねた。塗装担当者としては、修正の必要があるという。
 しかし、工程を考えると難しいかも知れない、と矛盾してしまう。そう、修正は必要だが修正をしていては間に合わないということだ。
 さて、この価値判断基準は正しいだろうか。
 確かに、分からない訳ではない。私も現状から考えるとそう言いたくなる。
 しかし、ダメなものはダメなのだ。これを見逃して出荷すれば必ず問題になることは明白だ。
 冷静に考えれば当たり前のことだが、工程が錯綜してくると正しい判断が出来なくなってくる。だからこそ価値判断基準が必要なのだ。
 それはものづくりの理念そのものであり、それが私たちの価値なのだ。迷ったら、理念に基づいた判断をしよう。正しく、正しく。
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