長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

消防車をつくるプロ、つかうプロ

 わたしたちは、消防車両をつくるプロだ。流体力学、車体構造力学、材料力学などを駆使して、消防車両は生まれる。
 しかし、それが良い消防車になるとは限らない。いくら、最新の構造解析技術を駆使しても、使い方にあったものでなくては全く意味がない。
 消防車両は、水が出れば良いというものでは無くなった。多様化する、災害に対峙するために、多くの資機材を搭載し、多くの水を積水する事が求められる。
 そして、戦術に合わせた車体構造や機材の配置を行い、現場の消防職員が、感覚的に操作できる使い易さを実現することが大切なのだ。
 その為には、現場の声に耳をすませ、真摯にそれに向き合う事だ。現場にはヒントが沢山ある。
 消防車をつくるプロが使うプロになることはできないが、お互いの知識と情報を融合させることで一分一秒に対峙できる消防車が生まれるのである。
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