長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

職業観を醸成する

 金沢市が教育の一環として行なっているのが中学生の職場体験である。毎年、小将町中学校の生徒二名を受け入れている。
 彼らが理解してくれるかどうかは分からないが、最初に毎回同じ事を伝えるようにしている。それは、仕事の意義だ。
 会社が社会に存在するのには必ず意味がある。社会から求められているから存在するのだ。その会社が営む仕事を通じて社会に貢献することがその意義のひとつだ。
 会社に貢献するとはどういう事だろう。社会は人で構成されているから、別の見方をすれば人に貢献するという事だろう。人に貢献するとは、人を幸せにする事に他ならない。
 すなわち、仕事を通じて社会に貢献するとは、仕事を通じて人を幸せにする事なのだ。自分のやっている事が人の幸せに繋がるとイメージできれば、こんなにやりがいのある仕事はない。
 仕事をしていればうまく行かないことも、叱られることもある。それが続くと、どうしても近視眼的になり、そこばかりがフォーカスされるが、自分の仕事が人の役に立ち、人の幸せにつながっていると考えれば力が湧いてくるものだ。
 仕事は、そこに原点があると理解して欲しいのだ。子供たちが最初に触れる社会の一端が私たちの会社での経験だとすれば、とても大きな責任を感じる。
 彼らが良い経験ができるよう真摯に向き合いたいと思うのである。
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