されど挨拶・・

　昨日から、受け入れている職場体験の中学生は、慣れない仕事を前に緊張感した毎日を送っている。
　今やっている事が人の幸せに繋がり、結果として社会に貢献する事に繋がるイメージをするのはまだまだ難しいかもしれない。
　先ずは、仕事の基本、挨拶をすることからだ。人から挨拶される前に自分から進んで挨拶をする。これだけで、人の印象は圧倒的によくなる。
　大きな声で元気よく、誰を区別することなく挨拶ができれば本当に気持ちが良いものだ。
　反対にその逆は、どれだけ仕事ができたとしても、評価は低くなる。小さな頃から、挨拶をしようと言われながら、なかなか身につかないのは、挨拶をする事は、人の本能ではないという事だ。訓練をしないと出来ていたこともできなくなる。
　幼稚園や小学校の頃出来た挨拶が、大人になると出来なくなるのは、そんな事なのかも知れない。
　挨拶が人の出会いの機会を生み、その出会いが人生を大きく変えることもあるのだ。
　たかが挨拶というなかれ、されど挨拶なのである。

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