長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

学生時代に戻った気分だ

 金沢工業大学の前学長、石川憲一先生が弊社にお越しくださった。多分お会いするのは卒業以来30年ぶりかも知れない。
 当時は、振動工学の先生だった。工学の中でも、振動工学はスタティック(静的)ではなく、ダイナミック(動的)な学問なので少々ややこしいという印象が強かった。
 学生時代はレポートに悩まされた。人のレポートを丸写しすると、鋭い眼光ですぐに見破られた。楽しかったことよりも苦労話を始めるとあっという間に時間が過ぎ去ってしまう。
 金沢工大学園は数年前から教育改革に取り組み、その一環として金沢高専が国際高専となる。一、二年生は全寮制となり、白山市白峰にキャンパスを移す。三年生は全員ニュージーランドに語学留学し、授業は国語と社会を除いてすべて英語で行われるそうだ。
 四年、五年生は、金沢工大への編入を前提に授業が行われる。学部はひとつだけで、高専五年間を卒業すればどの学科に進んでも十分に対応できる学力を身に付けられる。
 その目的は、国際的に活躍し、社会に貢献できる人間の育成だ。もう七十四歳になられるがその眼光の鋭さは当時と全く変わっていなかった。
 夢を持ち、出来るまでやり遂げる。その信念に感銘し、強力なエネルギーを頂いた。
 『青春とは、ある時期の事をいうのではなく心の様相を言う』サムエル・ウルマンの詩を思い出したのである。
にほんブログ村 経営ブログ オーナー社長へ