子供達を槍の穂先へ・・その2
今回は、新穂高温泉登山口から槍ヶ岳にアプローチすることにした。上高地から槍沢を経由するとバス時刻によってスタート時間が制限されてしまうことや、上高地を目的とした観光客で混み合うことを考慮したからである。
新穂高温泉登山口から槍平山荘までは緩やかな登りだが、ここがとてつもなく長く感じる。登山道の左側に流れる飛騨沢のせせらぎは、涼しさを演出してくれるが、実際は恐ろしく暑かった。四か所の渡河点も、川の水量も問題なく通過できた。
槍平小屋を越え、千丈の分岐の手前には最後の水場がある。ここで、水を補給し、上がった体温をクールダウンさせる。
ここからは森林限界を超える。ガレ場を一歩一歩上昇し、千丈乗越を左手に見ながら飛騨の乗越を経由して槍ヶ岳山荘に向かう。
途中、パラパラと小雨に合うが、大したことはない。大人でも、体力的に厳しいロングルートを子供達はいたって元気だ。
反対に、こちらがあまりもの暑さで脱水症状気味となり、ペースダウンしてしまったのである。槍ヶ岳山荘には2時過ぎに到着。よく頑張った。