長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

艤装から組み立てへ

 消防車両を製造する事を艤装という。あまりなじみのない言葉だが、その語源は、船の製造から来ているようだ。
 これまでの艤装技術は、鉄鋼と鉄板を組み合わせた、スティールフレームとポンプ装置や様々な機器類の取り付けを行い、約80%完成したところで中間検査を受け、その後一旦それを分解、塗装し、再組み立てをするというある意味で非効率な事を行ってきた。
 その理由は、事前に計画し図面を含めた精密な打ち合わせが、製造側の事由で出来ていなかったことにあった。
 他方で、私たちが開発を進めてきた超軽量技術は、事前の打ち合わせが不可欠である。これまでの様にスティールフレームを溶接構造で構成するのではなく、主要な構造体は全てボルトで締結されるそれは、段取り八部の準備なくして組み立ては困難となる。
 ALPASシステムは私たちのものづくりを根本から変えるきっかけをつくってくれた。そんな大それたことではなく、当たり前が出来ていなかったこれまでを、当たり前に近づけてくれたと考えた方が正解なのかもしれない。
 何れにせよ、今期は全てにおいて変革の年。実行し、偽りなく結果を得ねばならない。
 若手の皆さんの活躍を大いに期待している。一緒にがんばろう。
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