長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

志を持つ

 志を持って臨むという事が、大きな差を生むと証明してくれる出来事だった。
 彼は、幼いころから父親の仕事を見てきた。彼の祖父もまた同じ職業だ。そして、何時しか自分は、彼らの使う消防車両をつくりたいと思うようになった。
 夢を実現する為に工業高校に進学した。消防車両の設計に必要な学問を学ぶためだ。三年間の高校生活の中で、ロボットの設計を通じて基本的な制御技術も習得した。
 何よりも、志を持ってその目標を達成する為に努力してきたことに感銘した。昨今では、自分のやりたい仕事を決め、それに必要な学問を習得する為に進学する若者は少なと感じる。
 これまで何人かの留学生をお世話してきたが、彼らに共通しているのはすでに将来の仕事を明確にしている事だ。将来なりたい職業に必要な勉強をし、スキルを上げることを高校生から意識しているのがすごい。
 人手が不足し、就職活動は売り手市場だが、多くの企業を受験し、内定をもらった会社のブランドや給与、福利厚生を判断基準にしている学生は、志を持って企業の門をたたく学生には絶対にかなわない。
 それは、入社してから大きな差となって現れる。
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