長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

[ひとりごと]何をしたかではなく、何の為にそれをしたか

 明治40年、日本地図完成の為に命を懸けた男達がいた。唯一、未登頂だった立山連峰の劒岳に登頂し、日本地図を完成させる一大事業に挑んだ。
 当時、日本山岳会は、未登頂だった剱岳に登頂しようと陸軍測量隊としのぎを削った。日本山岳会は、未登頂の頂きに登頂する事が目的だったが、陸軍測量隊には大義があった。
 そう、日本地図を完成させるという事だ。山に登るという行為は、外から見れば全く変わる事はない。しかし、山に登った事が大切なのではなく、そこに何故登ったかが大切なのである。
 事業もまさしく同じだ。何をしたいかではなく、何故するのかを明確にしておけば事業はぶれる事は無い。
 私たちは、何故消防車両を製造するのか。何の為に、それをするのか。それがものづくりの原点である。
にほんブログ村 経営ブログ オーナー社長へ