長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

目的を見失うな

 『技術の本田、経営の藤沢』と言われるように、彼らは二人三脚で歩んできた。そして、その引き際はとても潔かった。
 本田技研がCVCCエンジンを開発した時、本田宗一郎は『この技術で本田は世界を相手に出来る企業になることが出来る。』と社員に話した。
 それを聞いた、開発に携わった社員のひとりが本田宗一郎にこういったのだ。『私達は本田技研が世界一になる為にCVCC技術を開発したのではない。地球のためにCVCCをつくった』これを聞いた本田宗一郎は自分の引き際を悟ったという。
 私達はなぜ防災事業を営むのだろうか、会社の売り上げを伸ばし、利益を上げることが目的なのか。それも正しい、しかし、その根っこには私たちの活動の全てを示す企業理念があることを忘れてはならない。
 私たちはなぜ存在するのか。存在意義は何か・・社会から何を求められているのか。それが私たちの価値である。
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