長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

ひとつの妥協は崩壊の始まり

 ハード系のパンが美味しい、あるパン屋さんがある。自分としては柔らかいパンよりも酵母がきいたハード系でくるみなどのナッツが入っていれば言う事はない。
 久しぶりにそのパン屋のイートインでくるみパンをコーヒーと一緒に頂いた。いつもと変わらない味を期待したが、その味は大きく変わってしまっていた。
 最初は小さなパン屋さんだったが、その評判が店舗の拡大を後押しした。店舗が増え同じ味を再現するにはマニュアルが必要になるのだろう。
 マニュアルは手順書だ。しかし、もっとも大切なのはやり方ではないのだ。なぜそうするのかと言う理由だ。その原点は理念にある。パンづくりの理念のもとに手法は存在する。
 しかし、仕組みが形骸化し、手法のみが継承され始めるとその理由が失われる事で妥協が始まる。それは崩壊の始まりとなる。
 私たちのものづくりの理念は長野ポンプの消防車づくりの原点だ。迷ったり、悩んだ時は理念がその答えを導いてくれる。私たちに妥協は許されない。
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