長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

原理原則


 今日は朝から晩まで研修漬けの一日だった。朝10:00から夕方17:00迄、経営戦略室上田室長とタナベ経営の経営戦略セミナーに参加した。経営セミナーへの参加は久しぶりである。今回のテーマは『市場再編時代のブランディング戦略』である。
 私は毎日の業務に追われていると自分の今やっていることは間違いが無いと、勘違いしてしまうきらいがある。そういう意味で、今日のセミナー参加は自分自身の気づきを得る為にはとても刺激になった。
 特に人の話を集中して聞くということはとても勉強になる。内容も現在、私達の企業が置かれている環境に対してとてもタイムリーな内容であった。
 セミナーが終了した後、一度帰社し、たまった書類に目を通し、すぐに18:00から、東急ホテルで開催される金沢市PTA協議会のセミナーにダブルヘッダーで参加した。セミナーの講師は金沢遊学館高等学校野球部の山本監督であった。
 山本監督は論理的に野球の動きを分析し、非常にわかりやすく子供達に野球の指導を行っている。その裏づけには解剖学、力学、物理学、メンタル、成功哲学など膨大なバックデーターがある。
すなわち野球の指導者は野球の戦略・戦術だけを勉強していても効果的な指導が出来ないということが良く理解できる。
 私はある経営者から『本を読みなさい。それも、経営学や経済学の関係の本だけではなく、文学、歴史など様々な本を読むことがとても大切ですよ。』といわれたことがある。それはそうだなと思ってはいたが、今日の山本監督のお話でこれが繋がった。
 今日の二つのセミナーにはいくつか共通点があった。ひとつは経営も野球の指導にも『原理原則』があるということである。この『原理原則』は会社のグランドデザインを行う時、経営判断が求められる時、野球で子供達に納得できる指導を行うとき、これを理解していて行なうのと、そうでないのとでは結果が大きく違ってくる。
 良い経営者、良い指導者はこの『原理原則』を十分に『勉強』し『理解』している。
そして、ひとつは何事にも正直に取り組むことである。価値判断が『損得・好き嫌い』ではなく『正しいかどうか』であることが大切なのは言うまでもない。
 昨今、経営やスポーツ指導等がある一部分だけを切り取って平面的に語られていることが多いように思う。大局観をもって常にものを見ることの重要性を再認識した一日であった。
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