長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

Never give up

 英国のウィンストン・チャーチル元首相が亡くなる少し前、彼が英国のハーロー校の卒業式でスピーチをした話は有名である。
 ウィンストン・チャーチル第二次世界大戦のときナチス・ドイツから英国を救った英雄である。
 年老いた、かつての英国首相は、山高帽をかぶり静かに千人もの学生が固唾を呑んで待つ講堂にゆっくりと入ってきた。
 脇のテーブルに帽子と分厚いコートを置き、しばらくじっと若者たちの顔を見ていた。そして、少し低い声で。Never give up 『絶対にあきらめるな!』と言った。チャーチルのスピーチは60分を予定されていた。
 学生たちは次に元首相がどんな言葉を語るのか、チャーチルを見つめた。
 しばらくして、チャーチルは学生たちの顔をみて、先ほどよりも少し声を上げてNever give up 『絶対にあきらめるな!』と繰り返した。
 そして、また、しばらく学生たちを鋭いまなざしで見つめると、今度はほとんど叫ぶような声でNever give up 『絶対にあきらめるな!』と言い、静かに帽子とコートを手に取り、ゆっくりとした足取りで講堂を後にしたのである。
 学生たちは思った。彼が語るはずだった60分のスピーチは、祖国英国を救った英雄が残した僅か三つの言葉Never give up 『絶対にあきらめるな!』で十分であり、何も他に望むものは無いと悟ったとき、学生たちはチャーチルの姿が消えるまで万雷の拍手を送ったのである。
 私たちはどんな時でも環境のせいにせず、いかなる困難にも挑戦し、決して諦めない意志の力が目標を達成してくれることを信じて進んでいこう。Never give up 『絶対にあきらめるな!』この言葉を信じて・・

"Never give in, never give in, never, never, never, never - in nothing, great or small, large or petty - never give in except to convictions of honor and good sense. Never, Never, Never, Never give up."
「大事であれ小事であれ、また偉大な事であれ小さな事であっても、何事においても決して、決して、決して屈服するな!
 名誉と良識に基づく信念による他は決して屈服するな!絶対に、絶対に、絶対にあきらめるな!」

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