長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

実行

 5月10日に発表した、経営方針を実行する為の土台として2Sの実行、社風の改革がある。実は情けないことに2S(整理・整頓)すら、まだまだ実行ベースにないのが本当のところである。
 これまでは2S(整理・整頓)と言うと、机の上や事務所をきれいにする事と勘違いしてしまっていた。だから、5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)を実行しようとすると、見えるところをとにかくきれいにしてしてしまう。
 すると今度は見えないところに見えるところの『モノ』が押し込まれてしまう為、見えないところが汚くなってしまう。
 また、整理・整頓とは仕事をしやすくするためのひとつの手法でもあるが、机の上をきれいにした為に、通常使うものがどこへ行ったか分からなくなってしまう。
 これを探すのにまた時間が掛かってしまうのである。すなわち、整理・整頓をした事により(実際は整理・整頓ではなく見えないところに見えるところのモノを押し込んだだけである)仕事の効率が落ちてしまうという分けのわからないことが起こっていた。
 これも全て、2Sの本質を知ることなく、単に整理・整頓という文字から一時的に机の上などをきれいにすれば良いと勘違いした結果なのである。
 今回は2S推進の組織をつくり、幹部陣が本気で取り組んでいかなければ、2Sは進まない。2Sの成功は私たち自身の行動と本気度にかかっている。
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