長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

100%の要求に応える。

 『7ヶ月間遅れたけどスケジュールなんて誰も覚えていないよ。100%要求に応えたものをつくったじゃないか。つくったものは残る。そしてこれを毎日使っていくわけだからキミの評価は上がるよ。』
 この言葉はあるプロジェクトマネージャーが7ヶ月の工期遅延を起こし、数十億円の赤字を計上した時、仕事仲間からかけられた言葉である。
 私達の毎日の仕事の中でもこの様なことは沢山ある。これは消防車両をつくる仕事だけではなく、消防設備工事にも保守点検にもAEDの販売にも、そして総務や経理にもあることだ。
 自分のやった仕事が有形にせよ無形にせよ残る仕事に係わることができるということは幸せなことだ。
 そのプロセスに大きな問題があったとしても、結果として100%の要求に応えることができたなら、それは時間と共に消える。
 残るのは100%要求に応えることができた仕事である。そして、その仕事が毎日、人の役に立ち評価される。このことのほうが数倍価値がある。
 私達はミスを犯す動物である。ミスがないなどありえない。しかし、同じミスを繰り返すのは問題である。そんな場合は対処を考え原因の追究を怠っているケースが多い。対処法を考えることも大切だが原因を追究するほうがはるかに大切なのである。
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