長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

弱点は強み

 デン・ヤーピンさんは1973年に河北省で生まれた。彼女の父親は5歳のデンさんに卓球を教えた。彼女の卓球の才能は群を抜いていた。
 10歳では向かうところ敵なしとなった。ところが彼女はどんなに勝ってもオリンピックの代表選手になることはできなかった。
 何故ならば、彼女は身長が低かったのだ。『小さいから無理だ』、父親から伝えられた。しかし、デン・ヤーピンさんは卓球をやめなかった。
 ナショナルチームのチャン・シュリンさんは『背が低いことは彼女の弱点ではない。強みなんだ。背が高い選手はあまり攻撃を大事にしない。しかし、背が低い選手は常に攻撃的だ。卓球は攻撃なくして絶対に勝てない。彼女こそ攻撃を極めて勝利する選手になるはずだ。』
 デン・ヤー・ピンさんは15歳でナショナルチームに入り、16歳で世界チャンピオンになる。その後、獲得したメダルはオリンピックの金メダル四つ、ワールドカップの金メダル十八個である。
 自分が欠点だと思っていることは実は、視点を変えれば強みになる。私たちは欠点を欠点と意識することでそれを補強してしまうのかもしれない。
 自分たちの周りでもネガティブなことも視点を変え、ポジティブなエネルギーにしていきたい。
にほんブログ村 経営ブログ オーナー社長へ 人気ブログランキングへ