長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

和え物

 和食は究極のバランス食である。私の好物のひとつに胡麻和えがあるが、えんどう豆、にんじん、ほうれん草、ゴマがそれぞれが出しゃばることなく、バランスが取れているのでこの究極の味になる。
 これが、どれかひとつでも、突出していると味のバランスが崩れてしまい、和え物にならない。字のごとく和え物には『和』がある。
 全てはバランスである。私たちの周りはバランスで成り立っている。エンジニアリングの世界もバランスを利用する。兼六園の成巽閣の軒は非常に長いが、屋根の中にはそれ以上に長い部分が隠れており、この長い軒とバランスしている。昔の日本人はこのバランスをうまく利用した。
 組織もバランスである。全ての人たちがお互いの役割をバランスよくこなす事で、素晴らしい力が発揮される。何かひとつが突出しても、大きな力にならない。
 個々が有機的につながり、筋肉質な組織を目指して行きたい。
 話は変わるが、今日の北京オリンピックの柔道の試合での谷本歩美選手の一本勝ちは気持ちが良かった。『柔良く剛を制す』これが日本柔道である。
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