オリンピックと平和
グルジアが南オセチア自治州に軍事進行し、ロシアが軍事介入したのは北京オリンピック開幕の当日である。古代ギリシャ時代、オリンピックの開催期間は平和に過ごすことを申し合わせていた。
これは紳士協定であり、これまでも守られてきた。しかし、今回のロシアの軍事介入はこの紳士協定を反故にしたものだ。
オリンピックに参加していたグルジアの選手団は一時帰国を検討したと報道されていた。北京オリンピックの表彰式で銀メダルを取ったロシアの選手が銅メダルを取ったグルジアの選手に歩み寄り、握手を求めたシーンは感動的だった。
オリンピックのシンボルマークの五つの輪は五大陸を表し、それぞれの輪が重なり合い共に平和で生きること表していると言われている。
そのオリンピックの開幕と同時に軍事行動を起す国の指導者は何をお考えなのだろうか。片方で国の代表がフェアに技を競い合い、片や憎しみの連鎖から、悲惨な現状がある。
それぞれの主義主張から折り合えないこともあることは分かるが、せめて平和の祭典オリンピックの時は紀元前からの紳士協定を守り、平和に過ごしてほしいものだ。
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