長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

今日は防災の日

 9月1日は防災の日である。防災の日関東大震災に因んで制定された。当然、私は影も形も無かったわけであるが、関東大震災を振り返ってみると、大正12年9月1日11時58分44秒、伊豆大島付近、相模湾北西部の相模トラフを震源とする海溝型大地震が発生する。
 この地震マグニチュード7.9、震度6の規模で、南関東一円を中心に、死者・不明者14万2,807名、家屋全半壊25万4千件余、焼失した家屋は44万7千余、山岳部では山崩れが発生し、海岸部では津波が押寄せた。
 東京では、焼失した家屋は22万1,718棟、焼損面積38.30平方キロメートルと、東京ドームの約1,400倍の広さに及び、死者、行方不明者14万2800人、傷者3万1,051人と未曾有の大惨事となった。
 この関東大震災教訓を忘れないよう、防災の日が制定されたのである。特に関東大震災は発生時刻がお昼に近かったということも被害を拡大させた原因のひとつであろう。
 私たちはこの未曾有の大惨事を教訓として、備えることが大切であるが、近年発生した、能登沖地震新潟県中部地震、そして今年の6月14日に発生した岩手、宮城内陸地震と立て続けに地震が発生しているのも係わらず、準備をする方が非常に少ないのは何故なのだろう。
 私は登山用のザックの中に飲料水6リットル、災害用の食料3日分、携帯用ガスコンロ、エアーマット、ツェルト、ヘッドランプ、ラジオ、レザーマンツール、シュラフ、下着、着替え等を詰めておいてある。
 ただ、もっと大切なことはこの災害セットも生き残って初めて使用することが出来る。生き残る為には、家の中の地震対策が必要だ。しかし、この部分はお恥ずかしながら、万全とはいえない。
 先ずは生き残る為の備えが必要だ。生き残ることが出来れば何とかなる。私たちの仕事は現場で命を掛ける消防職員の為に、消防車両を製造し、消防機材の販売を通じてそれをサポートすることにある。そのサポートする側がサポートできない体制では本末転倒だ。
 『灯台下暗し』早急な点検が必要だ。
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