長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

関西からのお客様

 本日は関西からのお客様を向かえて消防車両の中間検査が行なわれた。本日お越しになられた分団の分団長さんはこのブログは毎日ご覧頂いているらしく、以前にも書き込みを頂いた事がある。
 色々とお話を聞かせて頂いた。この地域では常備消防と分団は非常に密接な関係にあるという。特に分団に与えられている権限は大きく、現着優先で放水を行い、水槽車、はしご車への中継送水も常備消防と連携し、分団が行っていると聞いた。
 非常に責任は重いが、分団員の士気は非常に高い。分団車両の更新も委員会が組織され分団員の意見を取り入れた車両づくりを行なっている。
 私はこれが地方自治のひとつの形だと思う。同じ地域でも、場所によっては地域の特性が全く違う。したがって、当然装備も異なって来るだろう。
 自分達が使う車両を工夫して、使いやすい車両にする。特に使う方も、助けられる方も人命がかかっているのだ。何でも統一してしまうことは簡単だが工夫が無い。
 私達は常に企業理念に沿ったものづくりを進めて行きたいと思う。当然、企業である以上は利益を上げ、それを社員、社会に還元していかなくてはならない。
 しかし、それだけが目的ではない。私達の生業は『人の命を救う為に自分の命を懸ける人達の為に』消防車両をつくることにある。その為にはコストと相反する行動もあるかもしれない。
 仮にそれが出来ないのであれば幾らコストを安く、効率の良いものづくりを行なっても私達の存在価値はそこには無い。
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