長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

問題提起だけでは前に進まない

 私は提案、提言には真摯に耳を傾け、良い提案は積極的に採用し、実行して行こうと常々思っている。しかし、不平不満や問題の提起だけでは何も解決できない。
 提案、提言というものは、問題点を明確にし、それをどうやって解決を図るかまでが含まれていなくてはならない。これが無いままに、ただ『それはおかしいと思います』というのでは他人事だ。
 今、私達を取り巻く環境は急激に変化をしている。したがって、それを乗り切っていくためには、全社が一丸となって同じ方向を向いて進むことが大切だ。
 目的地の認識が同じならば様々な道筋があってもかまわない。しかし、顔を向けている方向が違うと到着地点が全く異なってしまう。
 先ずは経営会議メンバーがトップと同じ方向に顔を向けられるかがポイントだ。このメンバーが一丸とならない限り、部門のメンバーが同じ方向に顔を向けるはずが無い。
 自分の仕事がし易いように、部下に付和雷同していては、マネージャーとして失格である。マネージャーは正しい価値観を持ち、価値判断基準が仕事が『上手く回るか』、では無く『正しいかどうか』でなくてはならない。
 正しいことの『同意』は良いが、部下の機嫌を取るような『同意』は組織をだめにしてしまう。
 今の環境を乗り越えていく為には組織の一体感が不可欠なのである。
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